ネキシウムの成分について

お腹を抑える女性

忘年会続きで生活が崩れやすいこの季節、みなさまはお元気でしょうか。
胃もたれ、胃のむかつき、胸焼け。
お腹の調子の悪さを訴えて病院にかかる方もきっとおられることでしょう。
そのような症状で病院にかかった患者を診察する医師は多くの場合、胃酸の分泌を抑える「プロトンポンプ阻害薬」や「H2ブロッカー」といった種類の薬を処方しています。
なかでも、この3~4年で非常によく使われている「ネキシウム」という薬があります。
ネキシウムは先ほど挙げたプロトンポンプ阻害薬という種類の薬で、H2ブロッカー(街中のドラッグストアで売られているガスター10もこの種類の薬です)よりも強く、長く効くことが特徴になっています。
このネキシウム、薬効成分は「エソメプラゾール」と言います。
もともと日本では、オメプラール(薬効成分名:オメプラゾール)という薬がありました。
オメプラールもプロトンポンプ阻害薬のひとつで、全国のクリニックや病院で広く使われてきていたのですが、欠点として効果の個人差が大きいことが指摘されていました。
人の肝臓には「CYP2C19」という代謝酵素があり、この酵素が体内に取り込まれたオメプラールを代謝・分解していくのですが、その働きに個人差が大きいのです。
病院にかかって医師から胃薬をもらったものの、飲んでもなかなか良くならない、というようなことがあったわけです。
さて、オメプラールはS体、R体という2種類の型から成り立っています。
このうち、後者のR体オメプラールは「CYP2C19」で代謝されやすい、つまり効果を発揮している途中で分解されてしまいやすい、という特徴があります。
前者のS体オメプラールのみを抽出してきて、誰にでも効きやすい胃薬として発売されたのがネキシウムなのです。

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